妹夫婦の住宅設計を手掛けるにあたり「居住性・デザイン性・コスト、全てのバランスが保たれる」住宅を目標とした。「LDKを仕事のショールームとしても使用したい」という要望があったため、1階は来客も想定したパブリックな空間、2階はプライベートな空間に分離。デザイン性を高めつつも改修時のコストも安価になるように配慮した。また、プライバシーを守りながらも中庭より採光を確保し、かつどこにいても「人の気配」を感じられる構成とした。

外壁はコンクリート打放だが、内部に入ると一転し白く明るい空間に。浮いてい るかのように見える木製階段には私たち兄妹の亡き父が設計した実家の階段手摺 のデザインを取り入れ「家族の記憶」の継承を目指した。

コンパネ・杉板打放のファサード、浮遊する階段、躙口がある和室、各部屋から 見渡せる中庭を構成した。
竣  工:2018年2月    
所  在  地:東京都 三鷹市 
構造規模:RC造 地上2階建
延床面積:143.14㎡    
施  工:入月建設    
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